「水鳥観察センター1989-2021」
7月3日ー8月31日
高島市新旭水鳥観察センターは、1989年12月20日に当時の新旭町により、新旭町水鳥観察センターとして設立されました。
その7年ほど前には新旭浜園地に水鳥観察小屋が作られていました。最初にコハクチョウの飛来を観察したのが1983年と記録されています。当時、毎朝ここから水鳥の観察が続けられました。
センターの設立については新旭町水鳥観察グループや 饗庭地区の植物観察グループといった地元の活動が大きく後押しし、市とともに運営を支えてきました。職員の観察指導員が中心になり、観察指導と観察記録の積み重ね、給餌、観察会やイベントの開催等を行ってきました。多くの方々が長年にわたりボランティアで活動を続け、地区の草刈や様々な情報・写真提供、人知れずされているごみ拾いなどに至るまで、ずっとセンターを支え続けてこられました。
この4月にセンターの管理を引き継いだ際、倉庫を整理していて多くの古い写真を見つけました。ごく普通のカラープリントで保存もそう良いとはいえません。アート写真を狙ったわけでもなく普通に記録として撮っておいた感じです。
中には私達も知らなかった当時の姿が多く残っていました。
今回の展示はこの写真をデジタル加工したものに、当時の事を聞いたもの、書かれたものを添えました。水鳥センターの開設当初の姿に思いを馳せ、関わってこられた人々の活動を改めて振り返る展示にしたいと思います