つばめのねぐら入り
ツバメは夜集まって集団となって寝る性質があります。場所や時期、天候などの条件によって変わりますが、集団は数百羽程度から、時には5万羽、10万羽にもなる大きなものになることもあります。
場所は、主に大きな川の河川敷や、湿地などにあるヨシ原です。宇治川の合流点の葦原、奈良平城宮、そして高島市新旭町の琵琶湖岸の蘆原などが関西ではよく知られたねぐらです、ツバメたちはヨシの茎の先端や葉に器用にとまって夜を過ごします。
新旭の湖岸では、夏になれば日没直前の30分くらいの間に、数千、数万羽ものツバメが舞い、集団ねぐらへといっせいに降りてゆきます。そして日が暮れるに従っては眠りにつきます。
水鳥観察センターでは毎年恒例の観察会を行ってきました、異常な高温続きの夏でしたが、ことしも多くのツバメが舞い飛ぶ姿を見ることが出来ました。