Canadian Well

April 25th 2021

Canadian Well

これはカナダでは「カナダの井戸」と呼ばれ、フランスのプロヴァンス地方では「プロヴァンスの井戸」として知られています。カナダでは冬用に、プロヴァンスでは夏用に使われていて、同じシステムが冬でも夏でも機能して、冬には暖かい空気を、夏には涼しい空気を家の中に入れてくれる自然のエアコンです。再生可能なエネルギーを使用した、維持コストが非常に低いシステムとなっていて、研究と導入の両面で多くの情報と経験が蓄積されています。

カナダ井戸の原理はとてもシンプルです。

1.地中の土壌に蓄積された熱を利用する。地下2mでは年間通して18℃~24℃の間にで温度が保たれることはよく知られています。
2. この土中に蓄積された温度を利用して、家の中に取り入れます。
3. そのために「熱交換器」を作りますが、これは外の空気を家の中に運ぶために地中に管を埋めたものに過ぎません。
4. 外気(土中の温度より高いか低いか)を埋設管システムに入れて、土中の温度を「取得」し、それを家の中に持ち込むというものです。

“ カナダ井戸の原理はとてもシンプルです。”
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Credit: Chris Campbell (via Unsplash)


水鳥センターにこのカナダ井戸を考えています

水鳥センターには冷房のシステムがありません、天窓を開けて熱い空気を逃し、窓から入ってくる風のみで夏を過ごしてきました。 しかしながらこの数年は異常なほど暑い夏が続き、もはやそれでは過ごすのが困難になってきました。冷房機を付ける必要がありますがセンターの広い空間を全て冷房するとなると、そのコストはかなりなものになってしまいます。 カナダ井戸のシステムはこの解決に繋がるものと思われます。センター周りの敷地に2メートルの深さに30メートルほどパイプを埋設し、地下の冷気をセンターに持ち込むようなプランを考えています。



関心ある方は こちらまでご連絡をお願いします。

info@mizudori.net